「第5回日本メディカルAI学会学術集会」でCLAPの受講者が一般演題として、口演およびポスター発表を行いました
2023年6月17日~18日にかけて開催された、「第5回日本メディカルAI学会学術集会」にて、東京都立多摩総合医療センター 循環器内科の安西 耕先生、小樽市立病院 放射線室の佐藤 晋平さん、北海道大学大学院 医学研究院 画像診断学教室の韓 豊さんならびに張 孜恒さんの計4名の医療AI開発者養成プログラム(CLAP)受講者が一般演題として、口演およびポスター発表を行いました。
今後もCLAP受講者の医療AIの研究や開発に対する教育に、ますます力を入れていきます。
以下、「第5回日本メディカルAI学会学術集会」にて、口演およびポスター発表を行った4名から頂いた感想です。
一般演題発表(ポスター)安西 耕先生(東京都立多摩総合医療センター 循環器内科)
普段は循環器診療に従事しておりますが、2022年から北海道大学医療A I開発者養成プログラムに参加させて頂いております。今年(2023年)の第5回日本メディカルAI学会学術集会では、北海道大学の平田健司先生のご指導を受けながら、機械学習を利用した心エコーの研究発表をさせて頂きました。学会中には、全国から集まった医療A Iの研究者から多くの刺激を受けて、今後の医療A I研究の良いモチベーションになりました。
一般演題(口演)佐藤 晋平さん(小樽市立病院 放射線室)
日本メディカルAI学会への参加は非常に刺激的でした。最新のAI技術の進展や医療分野への応用について多くの知見を得ることができ、医師や数学者の専門家同士の議論は、プログラム初学者の立場から聞いても貴重な体験でした。特に、他の研究者の成果から自分の研究に関するヒントを得ることができた点は大きな収穫でした。今後ますます医療におけるAIの役割が大きくなることを実感し、研究への意欲も高まりました。
一般演題(口演)韓 豊(北海道大学大学院 医学研究院)
メディカルAI学会では、医療AIに関する最新の研究成果や技術動向が発表されました。発表やポスターセッションを通じて、他の研究者の研究に触れることができて、転移学習モデル、ChatGPTなどに関する新しい手法やアプローチについて知ることができました。同時に、医療にAIを導入するときの課題(個人情報保護や倫理など)が明確になりました。これらの貴重な経験は私の将来の研究に非常に役立つものです。
また、学会は他の研究者や専門家との交流を深める素晴らしい機会を提供しました。私は幸運にも懇親会に参加し、他の研究者や教員と私の研究に関する意見交換をする機会を得ることができました。
最後に、自身の研究成果を発表する機会も与えられ、多くのフィードバックや質問を受けることで、自分の研究を改善するための示唆を得ることができました。自分の研究の位置づけや方向性を客観的に見つめ直すことができました。
今後も積極的に学会への参加を続け、研鑽を積んで自身の研究を発展させていきたいと思います。
一般演題(口演)張 孜恒(北海道大学大学院 医学研究院)
2023年6月17日~18日に東京で開催された日本メディカルAI学会への参加と発表は、自分にとって非常に有難い経験でした。日本の最新の医療領域のAI技術や関する研究が触れるだけでなくて、未来の研究方向や医療AI教育の行き方も同時に深く理解できました。また、北大、東北大、岡山大、名大などの大学、医療現場および会社からの研究者や専門家との交流ができて、自分の視野を広げることもできました。
さらに、自分の発表に関しては、自分の研究を広く共有し、貴重なフィードバックや意見をいただくことができました。
学会参加と発表は自身の専門分野における成長に大いに貢献し、将来の研究へのモチベーションも高まりました。次回の学会も積極的に参加したいと考えています。