歩行動画から神経疾患の診断および重症度評価を行うAI技術の開発
パーキンソン病を始めとする神経変性疾患は社会の高齢化に伴い増加に傾向あります。しかし、多くの神経疾患の診断や症状の重たさの判定は現在も脳神経内科専門医の診察に基づいており、より客観的な診断や症状の評価方法が望まれています。神経疾患の多くは歩行に支障を来すため、本プロジェクトでは患者さんの歩行の様子を撮影した動画にAIを応用し、疾患の鑑別や、どの程度症状が重いか判定を試みています。患者さんに歩いてもらうだけで簡便に神経疾患の評価ができる、AIによる診断補助技術の開発を目指しています。
開発室
介護認知症AI開発室
Principal Investigator
江口 克紀 北海道大学大学院医学研究院 神経内科学教室 客員研究員、北海道脳神経内科病院
学内研究者
矢部 一郎 北海道大学大学院医学研究院 神経内科学教室 教授
矢口 裕章 北海道大学大学院医学研究院 神経内科学教室 准教授
白井 慎一 北海道大学大学院医学研究院 神経内科学教室 特任助教
上床 尚 北海道大学大学院医学研究院 神経内科学教室 特任助教
外部資金
JSPS科研費 研究活動スタート支援 22K20843