転移学習を用いた鼻副鼻腔悪性腫瘍による眼窩浸潤のAI診断
鼻副鼻腔悪性腫瘍が眼窩骨膜を越えているかどうかは、眼窩内容物を摘出するか温存するかという手術方針に重要な情報の一つです。その画像所見として“外眼筋の巻き込み”や“眼窩脂肪織への進展”が知られており、これらの有無を頭頸部専門の放射線診断医が症例ごとにラベル付けし、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)モデルに転移学習を用いて浸潤の有無を判定させ、良好な精度を得ることができました。Grad-CAMのヒートマップを用いて、AIモデルが浸潤部に注目しているのが可視化されます。
開発室
画像診断支援AI開発室
Principal Investigator
藤間憲幸 大学院医学研究院 画像診断学教室 講師
学内研究者
中川純一 大学院医学研究院 画像診断学教室 博士課程
平田健司 大学院医学研究院 画像診断学教室 准教授
唐明輝 大学院医学研究院 画像診断学教室 特任助教
工藤與亮 大学院医学研究院 画像診断学教室 教授